青山の白白庵に出展した際の軸。
自身の仮名の基盤には博士論文で向き合った
本阿弥光悦がいるのだと再確認し、このような書をしたためました。
■ 釈文
わだつみの 浜のまさごを かぞへつつ 君がちとせの ありかずにせむ
■ 訳
大海の浜にある砂の数を数えます。その数が貴方の長寿となるように。
■ 解説
「わだつみ」=渡つ海(わたつうみ)は大海。
「ありかず」=有り数
人の寿命の年数。
真砂の数は数え切れないほどの数の表現方法として使われます。 よみ人知らずの和歌です。
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書家 書道家 根本知 Nemoto Satoshi オフィシャルサイト
(神楽坂書道教室)