NYで書き上げた作品。

「Word leaves 古今和歌集仮名序」

1枚の紙に4時間休まずに向き合いました。
私が日本で最も美しいと思う文芸評論が、古今和歌集が編まれた背景を綴った「仮名序」。
紀貫之は「やまとうたは人の心を種としてよろづのことの葉とぞなれりける」からその文章を
始めました。
心の種に、栄養となる経験や感動(コト=事柄)が加われば無数の葉となって現れてくる。それこそが「ことば(言の葉)」であると彼はいいました。
長い文章ではありますが、仮名を生業とする身なら一度は全部この手で書かなければならないと常々思っていました。
このたび、写真家のイラリアコンテさんから、
日本の源泉のような作品をとの依頼から制作しました。

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書家 書道家 根本知 Nemoto Satoshi オフィシャルサイト
(神楽坂書道教室)